第3回:動物愛護論(昔編)のお話

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動物に対する考えは国や地方で異なっていた
動物に対する考えは自然環境や宗教、文化によって形成されてきた。敵とみなす地域があれば、動物と調和してきた地域ある。風土によって人間の性格は異なるようだ。現在は世界的に社会思想が変化し、動物に対する考えも変わってきたが、伝統的な考え方は以下の3つに分けられる。

砂漠型[アフリカ]⇒動物には敵対心(乾燥し生活環境が厳しい)
牧場型[ヨーロッパ]⇒動物を支配下におこうとする(羊の放牧など)
モンスーン型[東アジア]⇒動物と調和している(自然があり豊か)

日本の動物観6~7世紀、インドから伝来した仏教(輪廻転生、不殺生戒)の影響を受け、明治以降は西洋の影響を受けて変化してきた。

昔の動物に対する禁止令
⇒ 天武の勅令(天武天皇)、牛馬屠殺禁止令(徳川幕府)、生類憐れみの令(徳川綱吉)
西洋文化の思想
西洋文化の2つの基礎となる思想⇒ペブライ思想(旧聖書の動物観)、ギリシア思想(人間優位の動物観)

アリストテレス[ギリシアの哲学者]⇒自然は動物を人間のために作った(人間優位
トマス・アクィナス[キリスト教神学者]⇒2つの動物観を融合した。

アリストテレスに次いで、動物の地位を徹底的に落とした人がいる。デカルトである。「動物は自動機械である」と考えた。つまり、機械だから動物にはなにをしても、痛みを感じないだろうという考えだ。
動物愛護の考えを唱える人物現る!
18世紀末、イギリスにこれまでとは違った動物観を唱える人が現れた。

ベンサム[哲学者]⇒動物も痛みを感じる苦しむんだ。 だから法律で守ってあげないといけないよ。「動物にも権利」があるんだ!

ベンサムのこの考えが現代の西洋の動物観になっていると言える。
19世紀末にはベンサムと同じく「動物の権利」を主張する人物もいた。

ヘンリー・ソルト⇒ベンサムは「苦しみを受けない権利を主張」しているのに対し、「制限された自由」を主張。※ソルトの主張の詳細は教本を読んでね。P50

そして20世紀、動物への慈悲を強調する動物観を唱える人物も現れた。

シュヴァイツァー[フランス神学者、医師]⇒動物をやむを得ない殺傷であったとしても、できるだけ苦痛を与えないようにしなければならない。生物の虐待はみなに責任がある。

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