犬は本来とても臆病な性格です。
現在は、愛玩犬として多くの家庭でワンちゃんが迎え入れられています。
狼の臆病な性格を弱めたのが今の家庭犬なのですが、犬は決して野生本能を失ったわけではありません。本来は犬の性格は非常に臆病なのです。
「逃走本能」と呼ばれますが、犬は自分より強く優位な敵が一定の距離まで近づくと逃走するという習性をもっています。犬に限らず人間以外の動物全てが持っている本能です。
野良猫、キツネなど少し近づくとササッと逃げちゃいますよね。この逃げ出す一定の距離は「逃走距離」と呼ばれます。動物達が敵の強さを自分で判断して逃走距離を持ちます。敵の強さに比例して逃走距離も伸びます。
ところが、家庭犬の場合はなんらかの恐怖に怯えた時、鎖でつながれていたり、室内であるために逃げ場がありません。
動物達は「逃走距離」とは別に「限界距離」というのも持っています。
「限界距離」とは「逃走距離」を超えて敵が近づいてきた時に攻撃を開始する距離のことです。家庭犬は基本的に十分な逃走距離を保てる環境にありません。恐怖に怯えた場合は攻撃するしかないのです。そして人の手をガブリっと噛み付いてしまう場合があるんですね。
つまり、噛み付いてくる犬は攻撃的というわけではなく、とても臆病な犬なんです。
攻撃的な犬は怯えている可能性があります。体罰でしつけるのではなく、まずは安心を与えてあげてくださいね。(自分が一番優位と思っている場合も攻撃的になることがあります。)
